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読書の効果を最大化する方法

本棚

本を読むことで得られる事は、とても大きい。
著者が何ヶ月、何年、場合によっては何十年もかけて調べたり、まとめたことを、ほんの数時間で吸収することができる。
自分自身が読書に割くことのできる時間は有限だ。その限りある時間の中で、読書の効果を最大化しなければならない。
読書の効果は、「質」×「量」で決まる。
より良質な本を、より多く、より効率的に吸収することが、読書の効果を最大化にするポイントだ。
(本稿でいう読書の対象は「アカデミックな本や専門書」という前提に立っている)

1. 読書の量を増やす

本を読む前に書評や要約を読む

読書をする上で大切な事は「全体感を捉える」ことだ。全体感を捉えていなければ、本を理解できたとは言えない。逆の言い方をすれば、全体感や論理構造をざっくりと把握できていれば、詳細はさほど重要ではないし、その本を理解したと言える。
そのためにも、本の要約や書評を事前に知っておく事は、とても有益だ。ただし、一人の要約や書評だけを読んだ場合だと、バイアスがかかってしまう可能性もあるので、できれば複数の要約や書評を読んでおきたい。
また、要約や書評は、あくまでもそれを書いた人の捉えかたであるという事に留意し、その本の解釈は自分で咀嚼する。

重要な部分だけを読む

小説でなければ、冒頭から一字一句文字を追う必要はない。
アナロジー(例え話)によって理解が進むこともあるが、既に理解しているのであれば、そのアナロジーは不要だ。また、高尚なアカデミック本であっても、重要性の低い情報や捕捉を付け加えることによって文字数を稼ぐ著者は、意外にも多い。
「重要性が低い」と感じたら、ためらう事なく読み飛ばしてしまおう。後になって「重要だったかもしれない」と思ったら、何度でも読み返す事が可能だ。
僕の基本的な読書パターンは、「目次」「序章」「おわりに」を読み、各章の結論(最後の数ページ)を読んでしまう。これで、その本のおよそ言いたい事は把握できる。その後、気になった章を読み進める。気になった章が無ければ読了とする。

理解する速度を上げる

難しいと感じる本を読んでいると、文字を追う作業になってしまい内容が頭の中に入ってこない。何度も同じ箇所を繰り返し読み、それでも理解が進まないという事は、誰しも経験があるはずだ。この原因は、本を読むために必要な前提知識が極端に不足している事だ。中学生が大学生の本を読んでも理解するのは相当難しい。
一方で、十分に知識のある事であれば、本の論理的な構造や全体感を捉えやすいので、理解もスムーズになる。
本には、必ず何らかの前提知識が必要になる。本を読んでいて、自分の知らない前提知識にぶつかったら、その前提知識について書かれた本を先に読むべきだ。また、前提知識について書かれた本と関連する本をいくつか読むことで、バラバラだった知識が紐付けられていき前提知識を一層深く理解する事ができる。
遠回りのように聞こえるかもしれないが、これが読書の速度(理解度)を加速度的に上げる唯一の方法である。

本とマーカー

2.読書の質を高める

良書を選ぶ

読書の質を高めるには、質の高い良書を選ぶに尽きる。
良書とは、深い思考や新しい思考の手助けとなり、今までにない切り口や視点を知ることのできる本だ。
そして世の中には、良書は意外に少ない。出版されている本の中には、考慮が足りなかったり、情報が不足していたり、偏ったまとめ方になっているものも多い。今の時代、本を出版することは誰にでもできる。この記事を電子化しAmazonで電子書籍として売ることも容易にできる。それを考慮せず、本のタイトルや帯コメント、見た目等で選ぶと失敗する確率が高くなる。

読んだ事もない本が良書であるかを判断するには、信頼できる書評を読む事が有効だ。出版社の人が書いた書評は、販促目的になっているので意味がない。できるだけ客観的で、多くの書評を書いている人の書評が好ましい。書評ブログはインターネットに数多くあるので、色々見てみると良い。自分の好みやレベルに合った書評ブログを複数フォローしておくと次に読むべき本の参考になる。
書評に頼らずに本を選ぶ時は、著者を知ることも有効である。何冊か本を読んでいれば、信頼できる著者に出会うはずだ。その著者が引用元として記載している本も、信頼できる可能性が高い。

メモを取る

知らなかった事、思いついた事等を、その場でメモしていく。僕はiPhoneのメモ機能を使うが、紙の手帳が良い人は紙を使おう。キレイにまとめるのではなく、キーワードやキーセンテンスを簡単にメモする程度で十分だ。後で振り返ると、思考の手助けになる。

コーヒーとスプーン

よく考える

本に書かれた意見やまとめは、一つの考えでしかない。間違っている可能性もあるし、さらに考えを発展させる事もでき得る。本をただ丸暗記しただけでは意味が無い。
読書で重要な事は、アウトプットへ繋げていく事だ。
「自分だったらどのように考えるか」「自分に置き換えるとどうか」「働き方を見直してみよう」等、自分の事として深く考えよう。本を読んでいる時だけでなく、普段の生活やビジネスの場面においても、活用できないか考えよう。
とても疲れるし、エネルギーを消費するが、深く考える事を止めない事が何より読書の効果を最大化し、生活を豊かにする。

要約する

できれば、読書の要約や書評をまとめておく。まとめる過程で考えを整理できるし、記憶にも定着する。
ブログで公開する事も、一つの有益なブログコンテンツになる。僕も、本の要約や書評を書いてこのブログに公開していきたい。